ShareLinkとCore同じ機能を持っているように見えるかもしれませんが、大きく異なります。SharelinkとCoreはどちらも複数同時配信、ネットワークボンディング、セルラーボンディング、リモート設定をサポートしていますが、それぞれにメリットがあります。VidiU Goは、SharelinkとCoreのいずれにも互換性があり、2つのサービスがどのように異なるかを理解することで、どちらのサービスを使用するかを決定するのに役立ちます。

複数同時配信

複数同時配信は、CoreとSharelinkの最も人気のある機能の1つです。どちらのサービスも単一の帯域幅のみを必要としながら、同時に複数の動画配信サービスに対して配信することができます。これらのサービスの違いは、配信先の種類にあります。Sharelinkでは、Facebook、YouTube、およびWowza、またはRTMPにのみストリームを配信することができます。また、Sharelinkには3~5つまでの配信サービス(サブスクリプションの種類に応じて)数の制限があり、追加のチャンネルには5ドルの月額料金がかかります。Coreを使用すると、追加料金なしで動画配信サービスおよびデコーダーの数に制限なく配信を行うことができます。

単純にいくつかの配信先で配信をしたいVidiU Goユーザーの場合、Sharelinkでこれを行うことができます。複数のタイプのエンコーダとオンラインまたはデコーダの使用を含む、より複雑な配信が必要なVidiU Goユーザーは、Coreを使用を推奨します。

HEVCからH.264への変換

特にVidiU Goを利用している場合、この機能は大きな違いとなります。Coreでのみ利用可能なHEVCからH.264への変換(トランスコーディング)では、HEVCストリームをH.264のみに対応した配信先に変換して配信することができます。この主な利点は、同じビデオ品質を保ちながらも、H.264の半分のビットレートしか必要としないことです。

1080p でストリーミングする H.264 エンコーダは 8 Mbps の帯域幅を必要としますが、HEVC エンコーダでは同じ画質の 1080p の映像を送信するのにたった4 Mbps しか必要としません。少ない帯域幅で映像を送信できる利点は、顧客が通信環境の悪い地域から高品質の映像を配信できるようになることです。

高品質の映像を配信しながら帯域幅を節約したいVidiU Goの顧客は、CoreのHEVC変換機能を使用することで恩恵を受けることができます。

セルラーボンディング

CoreとSharelinkの両方とも、特にイーサネットやWiFiが利用できない状況でもVidiU Goにインターネット接続行う効果的でユニークな方法を提供します。CoreとSharelinkでセルラーボンディング機能を使用すると、VidiUアプリを実行している4台までの携帯電話(APモード)のデータ通信サービスを単一の堅牢なネットワークとして結合することができ、VidiU Goにインターネット接続を提供します。

遠隔地(砂漠、山など)から放送をしようとしている場合は、お使いの携帯電話をVidiU-Go-XXXXX(XXXXはデバイスのシリアル番号を表します)というラベルのついたVidiU GoのAPネットワークに接続してください。プロンプトが表示されたら、携帯電話のデータサービスをリンクするために「はい」を選択します。 VidiU Goは、インターネットに接続してライブストリーミングすることができます。

CoreまたはSharelinkは、セルラーボンディングを使用して任意のリモートロケーションからVidiU Goで配信するための理想的な選択肢です。

デバイス数と配信先数の制限

Sharinkelでは配信に使用できるVidiUデバイスの数が5台に制限されているのに対し、Coreはストリーミングデバイスの数に制限がありません。さらに、SharelinkはVidiUデバイスとしか互換性がありませんが、CoreはほとんどのTeradekエンコーダや一部のサードパーティ製エンコーダからのストリーミングビデオをインジェストすることができます。VidiU GoをSharelinkまたはCoreで使用する場合は、RTMP CDNへのストリーミングのみ可能です。

複数のデバイス(Teradekまたはサードパーティ製)とストリーミング先をお持ちのお客様は、Coreを使用することでより多くのメリットを得ることができます。

WEBユーザインタフェース

SharelinkとCoreはどちらも、いくつかの同じ機能を含むWebユーザーインターフェース(Web UI)を持っています。どちらも、配信のパラメータを変更する必要があるかどうかを判断するのに役立つ統計情報とともに、ストリーミングビデオのプレビューを表示します。

Sharelink Dashboard

Sharelink Stats

CoreのWeb UIには、サイドバーメニューを含むより包括的なダッシュボードが用意されており、複数のストリーミングソースやデスティネーションへのアクセスや設定、さまざまなソースの統計を同時に分析したり、過去の録画を確認したり、ファームウェアのアップグレードを実行したりすることができます。

Core Dashboard

Core Stats

VidiU Goユーザーは、初心者でも経験者でも、どちらのクラウドサービスでもVidiU Goの機能を拡張することができます。2つの違いは、SharelinkのシンプルさはVidiUデバイスのみを使用するエントリーレベルのライブストリーム愛好家を対象としているのに対し、Coreは複数のTeradekまたはサードパーティ製デバイスと設定すべきストリーミングデスティネーション(デコーダやチャンネル)を持つベテランの放送事業者向けに設計されている点です。

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