本セクションでは、オンカメラメニューで利用可能な設定詳細について説明します。設定メニューはHDMIプレビュー画像のトップバーを通じて表示されます。メニューを表示するには、Scroll Wheelをクリックします。非表示にするには、スクロールして上部左隅の×をクリックします。

MODE

この設定は、収録と再生モードの切換えに使用されます。カメラが収録モードの場合はSTANDBYと表示します。再生に切換えるにはModeをクリックして、スクロールし、PLAYBACKをクリックします。これで再生インターフェースが開始されます。

Width

この設定は、収録画像の幅です。2つの設定があり、4096[4K]と2048[2K]です。4096[4K]はセンサーのネィティブ幅ですべての利用可能な画素を使用します。2048[2K]はサブサンプリングを使用して下記の図のように、センサーの全幅から2K画像を生成するので、クロップファクタは変わりません。2048[2K]ではより高いフレームレートでの撮影が可能になりますが、画像品質は低下します。ネィティブISOは両方の幅オプションで同一ですので、高いフレームレートではより多くの光量が必要となります。

Height

この設定は、収録画像の高さ画素です。利用可能オプションは、128pxから幅設定の3/4[4:3アスペクト比]までです。高さを減少させると、最大フレームレートは増加します。一般的な解像度をフルにカバーする最も近い幅と高さの組み合わせは、以下の通りです。

納品解像度 Width Height 最大FPS
DCI4K(4096×2160) 4096 2176 422
UHD4K(3840×2160) 4096 2176 422
1080p HD(1920×1080) 2048 1088 1461
720p HD(1280×720) 2048 768 2032

Frame Rate

この設定は、キャプチャされたフレーム数/毎秒[FPS]です。オプションは、24fps から9120fpsからのフレームレート一式(24 fps, 25 fps,30fpsを含む)です。利用可能オプションは幅と高さ設定に依存します。

USERは、1fps単位で1fpsから最大値まで任意のフレームレートで設定可能です。振動または回転するオブジェクトに対して同期して、その周波数を測定したり、周期的な動きを視覚化したりするときに役に立ちます(ストロボスコープのように)。ユーザフレームレートの入力は:

  1. Frame Rate設定をクリック。
  2. USERまでスクロールしてクリック。
  3. 左右にスクロールしてユーザフレームレートを調整。
  4. クリックしてユーザフレームレートを適用。

Shutter Angle

本設定は、下記に示すように、フレーム間角度比で表した露出時間です。デフォルト値は180°で、センサーはフレームの半分の時間露光します。360°ではほぼフレームの全部の時間で露光します。その結果露出が2倍になるだけではなく、被写体のぶれも2倍となります。反対に、低めのシャッター角度では、光量が少ないためぶれも少なくなります。Waveのセンサーはグローバル電子シャッターを使用しているので、すべての画素は同時に書き出しされます。

シャッタ-角度と露出時間を秒で変換するには、以下の式を使用してください。

露出時間=(シャッター角度/360°) (1/フレームレート)

Color Temperature

この設定は、収録された画像に関連付けられている色温度を調整します。 これは、HDMIプレビューで周囲の照明[ホワイトバランス]を補正するために使用されます。 また、Wave Playerがデフォルトで同じホワイトバランスを適用できるように、クリップメタデータに埋め込まれています。 この設定は記録された画像データに影響を与えないため、色温度オプションは後でWavePlayerで変更できます。
色温度オプションの範囲は2000Kから9600Kで、値が高いほど、より涼しい[より青い]周囲照明条件に対応します。 カメラは3200K[タングステン]および5600K [昼光]の色温度で校正されています。

Exposure Type

この設定は、イメージセンサーが使用する露出のタイプと、HDMIプレビューおよびWavePlayerがその露出を表示するために使用するガンマカーブを選択します。 デフォルト設定はlinearです。これは、ピクセルで受信した光に線形に比例してピクセルデータを記録し、出力曲線(ガンマ)を使用して影を持ち上げます。 多重露光HDRなどの他のオプションは、将来のリリースで追加される可能性があります。

DATE/TIME SET

この設定は、クリップファイルのタイムスタンプに使用されるカメラ内部の日付と時刻を変更するために使用されます。

Format

この設定は、内蔵 SSD のフォーマットを行います。これは、ファイルシステムを断片化されていない理想的な状態に復元するため、クリップを消去するのに適した方法です。SSD をフォーマットするには、Formatをクリックし、スクロールして Confirm をクリックします。

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